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頭痛 ずつう headache

翻訳|headache

11件 の用語解説(頭痛の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

頭痛
ずつう
headache

頭部に感じる深部痛の総称。頭痛は一つの症状であるが,発生機序には不明な点が少くない。分類も種々ある。 1962年にアメリカ国立衛生研究所 (INH) でまとめた分類が,現在最も多く採用されているが,これによれば次のように分けられる。

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デジタル大辞泉の解説

ず‐つう〔ヅ‐〕【頭痛】

頭が痛むこと。とうつう。「頭痛持ち」→一次性頭痛二次性頭痛
気にかかること。心労。心配。「頭痛の種」

とう‐つう【頭痛】

ずつう(頭痛)

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百科事典マイペディアの解説

頭痛【ずつう】

頭の痛みで,種々の病気に伴う自覚症状。原因により分類すると,1.脳疾患によるもの。脳腫瘍(しゅよう),脳膿瘍などによる脳圧亢進症状の一つ,またはくも膜下出血による髄膜刺激で起こるものなど。

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栄養・生化学辞典の解説

頭痛

 頭部に痛みを感じること.

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家庭医学館の解説

ずつう【頭痛 Headache】

◎頭痛のおこるしくみ
 人間、頭、頭痛――誰もが自然に連想することでしょう。
 人間には、頭痛をおこす条件が整いすぎているとさえいえるのです。その条件をあげてみましょう。
 私たちは、てっぺんに頭という大きなコンピュータを載せています。その重さを支えるくび(頸)、肩の骨と筋肉の負担は、ほかの動物とは比較にならないほど過重なものです。この過重な負担が、頭痛を誘発することがあります。頭部には、4本の太い血管から大量の血液が送られてきています。この血液をまんべんなく配るために、頭部には、末梢血管(まっしょうけっかん)、毛細血管(もうさいけっかん)の網が緻密(ちみつ)に張り巡らされているので、頭を打ったりすると、そこに多量の血液やリンパ液が集まり、こぶやあざができます。感情が高まると、毛細血管が拡張したり収縮したりして、流れる血液の量が変化し、顔がまっ赤になったり、青くなったりします。この激しい血管の変化が痛みを誘発します(血管性頭痛)。目、耳、鼻、口は、感覚器として反応が鋭敏ですし、粘膜(ねんまく)が直接、外気と接するので、その保護のために知覚神経(ちかくしんけい)がきわめて敏感になっています。このため、ちょっとした刺激で痛みを感じ、頭痛になることもあります。
 脳そのものには知覚神経がありませんが、脳を包む髄膜(ずいまく)には知覚神経があって、脳圧の変化、脳の血管の拡張、炎症の発生などの刺激や圧迫に対して敏感に反応します。その結果、頭痛がおこってきます。
 まさに、人間に頭痛の種は尽きないのです。
◎医師の診察が必要な頭痛
 多くの人が、医師の診察を受けることもなく、経験から自己診断、自己治療でしのいでいます。自分にあった常用薬を準備している人もいます。
 しかし、医師の診察が必要な頭痛もあります。
 つぎのような状態がみられたときは、医師の診察を受け、原因をはっきりさせて適切な治療を受けるべきです。
●突然おこった激しい頭痛
 嘔吐(おうと)があり、助けを求めるほどの危機感をともなう場合、救急車で脳神経外科のある病院へ(救急救命士(きゅうきゅうきゅうめいし)の判断も重要)。
●いつもとようすが異なる頭痛
 安静にしていてもおさまらず、常用薬も無効な場合、できれば神経内科へ。
●くり返し、いつまでも続く頭痛
 しかも、しだいにひどくなる場合、なるべく神経内科へ。
●目、耳、鼻、歯の症状がはっきり出ている頭痛
 それぞれの専門科へ。
●女性特有の頭痛
 月経障害(げっけいしょうがい)、性器出血(せいきしゅっけつ)にともなう貧血などによると思われる女性の頭痛の場合、婦人科へ。
◎受診するときの心得
 医師は、問診でほぼ決定的な診断が下せます。問診には正しく、はっきりと答えてください。とくにつぎのような事項は重要な情報です。あらかじめメモにして持参するとよいでしょう。
●いつから頭痛がおこったか
 何月何日、何時におこったか。または、おこり始めたのは何日前か、何週間前か。
●頭痛のおこり方は
 急におこったか、徐々におこったか。
●痛みの強さと経過は
 頭が割れるほどひどいのか、軽いのか。だんだん強くなるのか、軽くなるのか。痛み方に波があるか。
●持続時間と頻度は
 痛みはどのくらい続いているか。何回もくり返すか。
●痛む部位は
 痛むのは、頭の前か後ろか、右か左か、全体か。くびや、うなじにも痛みがあるか。
●どんな性質の痛みか
 ずっきんずっきん、がんがんなどと拍動性(はくどうせい)の痛みか。きりきりと鋭い痛みか。じーんと鈍い持続性の痛みか。
●痛む時間帯は
 朝と夕方、どちらが痛むか(朝の頭痛は、高血圧二日酔(ふつかよ)い、てんかん肺気腫(はいきしゅ)、うつ状態などが原因のことが多い。夕方の頭痛は、緊張型頭痛(きんちょうがたずつう)、眼精疲労(がんせいひろう)などが原因のことが多い)。
●ほかに、どんな症状をともなうか
 ①発熱(はつねつ)、②鼻汁(びじゅう)、くしゃみ、せき、③めまい耳鳴り、④吐(は)き気(け)、嘔吐、⑤涙、汗、顔面紅潮(がんめんこうちょう)、⑥手足のしびれ、まひ、⑦けいれん、⑧くびや肩のこり、⑨目のかすみ、複視(ふくし)(物が二重に見える)、⑩まぶしい、⑪意識障害、⑫目の前がちかちか光る、⑬せきや排便(はいべん)の力みで痛みが増強、などのうちのどれかをともなっていないか。
生活環境家庭環境
 悩みごとや環境の変化はないか。血のつながった家族のなかに同じような頭痛もちの人はいないか。
●これまでに経験したけが、病気は
 頭部外傷(とうぶがいしょう)、脳卒中(のうそっちゅう)、梅毒(ばいどく)、リウマチ性の病気のうちのどれかを、これまでに患ったことはないか。
●持病(じびょう)はないか
 とくに高血圧、糖尿病、アルコール依存症、不眠症(ふみんしょう)、神経症(しんけいしょう)、うつ状態のほか、目(とくに緑内障(りょくないしょう))、耳、鼻、歯の病気(コラム「頭痛を誘発する目、耳、鼻、のど、歯の病気」)などの病気にかかっていないか。
●服用中の薬は
 現在、服用している薬はないか。あれば申告。また、頭痛薬を使用していれば名称と効果も報告。
◎重症別、頭痛の原因
●緊急入院が必要な頭痛
 くも膜下出血(まくかしゅっけつ)、脳出血(のうしゅっけつ)、髄膜炎(ずいまくえん)など。いずれも突発的または急性に頭痛がおこり、嘔吐、意識障害などをともない、重症感がある。髄膜炎(ずいまくえん)は熱が高い。
●入院・検査・治療が必要な頭痛
 脳腫瘍(のうしゅよう)、慢性硬膜下血腫(まんせいこうまくかけっしゅ)、頸椎(けいつい)の病気など。運動障害や意識障害をともない、比較的慢性的、進行性に経過。その他、目(緑内障)、耳、鼻、歯の病気。
●通院で治療できる頭痛
 緊張型頭痛(きんちょうがたずつう)、片頭痛(へんずつう)、群発頭痛(ぐんぱつずつう)、側頭動脈炎(そくとうどうみゃくえん)、心因性(しんいんせい)・精神性頭痛(せいしんせいずつう)(神経症、うつ状態など)。いずれもその症状に特徴があり、問診で診断できる。有効な薬もあるので、痛みを抑えることが可能。
 ときに特別な検査や安静、医学的観察のために入院が必要になることも。
●生活習慣の見直しが有効な頭痛
 高血圧、糖尿病、睡眠障害、過労、不摂生(ふせっせい)など。
慢性頭痛
 頭痛がおこりますが、常用薬を飲んだりしてじーっと耐えているうちに痛まなくなります。
 しかし、いつの日か、また、同じ頭痛がおこってきます。
 頭痛のおこっていない時期は元気で、ふつうの人と同じように支障なく生活できます。
 このようなことをくり返す頭痛を慢性頭痛といいます。
 かつては、原因不明とされるケースが多く、本人も「自分は頭痛もち」と考えてあきらめている人が多かったのですが、診断技術の進歩によって原因のわかる慢性頭痛が増えてきました。
 慢性頭痛で悩まされている人は、神経内科か脳神経外科を受診し、原因を探索してもらいましょう。原因さえはっきりすれば、薬剤の使用など治療によって頭痛から解放されることも夢ではありません。
 慢性頭痛には、緊張型頭痛(きんちょうがたずつう)、片頭痛(へんずつう)、群発頭痛(ぐんぱつずつう)の3つがあります。

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食の医学館の解説

ずつう【頭痛】

《どんな病気か?》
ストレスや過労、不眠、雨天や飲酒もきっかけに〉
 頭痛(ずつう)の原因はさまざまですが、突然嘔吐(おうと)をともなうはげしい頭痛が起こったり、常用薬が効かないような場合には、脳出血(のうしゅっけつ)など重大な病気が隠れていることもあるので、医師の診断が必要です。
 頭痛がシグナルになる大病には次のようなものがあります。
(1)くも膜下出血
動脈瘤が大きくなり血管を破ると大量の血液がくも膜下腔に流れ、髄膜を刺激。はげしい痛みに失神することもあります。
(2)脳梗塞
脳の血管がつまり、脳が部分的に機能しなくなる。おもな症状は頭痛、手足などのまひ、言語障害視力障害などがあげらます。
(3)脳腫瘍
腫瘍が頭蓋内を圧迫するため頭痛が起こる。くしゃみや、頭を振ったり下げたりすると痛むのが特徴。意識障害がでることもあります。
(4)髄膜炎
発熱時にはげしい頭痛が起こる。かぜっぽい症状のほか、嘔吐、けいれん、意識障害などの症状がでることもあります。
(5)脳出血
頭痛の傾向はくも膜下出血と類似しているが、めまいや耳鳴りが多いのが特徴。ときに失神を起こすこともあります。
 このような場合には、すぐに病院へ行きましょう。
 そうではなく、頭痛の起こっていないときは元気で、起こっても薬を飲んで安静にしているといつしかおさまる、といった状態がくり返し起こることを慢性頭痛と呼びます。
 慢性頭痛には筋肉が収縮し、首筋から後頭部にかけてズーンと鈍い痛みが起こる緊張性(きんちょうせい)(筋緊張性)頭痛(ずつう)、脳の血管がいったん収縮して、そのあと過度に拡張するために起こる片頭痛(へんずつう)、季節の変わり目などに集中的に頭痛発作(ほっさ)が起こる群発性頭痛(ぐんぱつせいずつう)などがあります。
 また、これらが混在して起こる混合性頭痛(こんごうせいずつう)もあります。
 いずれの頭痛も、仕事や対人関係の悩み、不安といった精神的ストレスや過労、不眠などが発作の起こるきっかけとなるほか、雨天などの天候や、飲酒が誘因となることもあります。
《関連する食品》
〈ビタミンEやIPAで脳内の血液循環をよくする〉
○栄養成分としての働きから
 慢性頭痛の多くは、血液循環の改善で緩和されることが多いようです。血液循環の改善には、ビタミンEや不飽和脂肪酸のIPA(イコサペンタエン酸)が効果的です。
 ビタミンEを多く含む食品には、サバやイワシなどの青背の魚、アーモンドなどのナッツ類、アボカドカボチャ、そしてホウレンソウなどの青菜類があります。ヒマワリ油綿実油(めんじつゆ)サフラワー油、米ぬか油、コーン油などの油にも、ビタミンEが多く含まれています。調理をするときに、これらの油を使うといいでしょう。
 IPAは血栓(けっせん)(血液のかたまり)ができるのを予防したり、また脳を活性化する作用もあるといわれ、魚類、とくにカツオやイワシ、サバ、アジなど、青背の魚に多く含まれています。
神経伝達物質をつくるトリプトファンをとる〉
 神経伝達物質、セロトニンを脳内でふやすことも、頭痛をやわらげるのに役立つのではないかと考えられています。
 セロトニンは、必須アミノ酸の1つであるトリプトファンがビタミンB6ナイアシンマグネシウムと結びついてつくられます。これらの成分を含む食品をじょうずに組み合わせてとるといいでしょう。
 トリプトファンを含む牛乳やチーズ、ビタミンB6を含むマグロサンマ、サケ、レバー緑黄色野菜、ナイアシンを含むカツオ、サバ、ブリ、レバー、マグネシウムを含むアーモンド、ダイズヒジキ、納豆などをバランスよくとりましょう。
 トリプトファンからは、ドーパミンノルアドレナリンなどの神経伝達物質もつくられます。
 また、ナイアシンには片頭痛を軽くする働きがあるので、前述のカツオ、サバ、ブリ、レバーや豆類、ナッツ類などをとるといいでしょう。
〈鎮痛作用のあるミントなども有効〉
 頭が痛いときは同時に気分もすぐれないものです。鎮痛作用のあるカモミールラベンダーオレガノレモンバームなどのハーブを料理やお茶として摂取すると頭も気分もスッキリします。
 スーっとするメントールの香りでおなじみのミントもその1つ。乾燥したミントの葉に熱湯をそそぎ、3分ほど蒸らしたミントティーなどを飲むといいでしょう。
 スペイン料理の「パエリア」に使われるサフランも頭痛に効果があります。サフランはアヤメ科多年草で、雌(め)しべの花柱を乾燥させたものに、鎮痛・鎮静効果があるとされています。ハーブティーとして入手できるほか、料理用のスパイスとしても市販されていますから、頭痛には、これを熱湯にひたして、お湯ごと飲むようにします。
 人によってはチョコレートやアルコール類が頭痛の引き金になるので、避けたほうが無難でしょう。
○注意すべきこと
 解熱鎮痛剤(げねつちんつうざい)のアスピリン製剤は、ビタミンC強化食品(ジュースやイチゴ、レモンなど)と併用すると、消化管から出血(吐血(とけつ))したり、鼻血がでて止まらないなど、出血しやすくなることがあります。
 また、鎮痛剤のなかには、アルコール飲料と同時に飲むと薬の効果が増強されるものがありますので、鎮痛剤を使用中は飲酒しないようにしましょう。
○漢方的な働きから
 種を取り除いたウメ干しをこめかみに貼ると頭痛を緩和するといわれ、昔からよく行われています。
 葛根湯(かっこんとう)の主薬であるクズ湯にショウガとシナモンを加えて飲むとたいへんよく効きます。
 そのほか、長ネギとショウガのスープも効果があります。

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世界大百科事典 第2版の解説

ずつう【頭痛 headache】

頭痛は臨床上最も頻度の高い訴えで,医師に治療を求める患者の半数以上において認められる。頭痛があっても受診しない患者を考慮に入れると,さらに多くの人がなんらかの頭痛を経験していると思われる。頭痛は頭蓋内外の器質的疾患や感染などさまざまな全身性疾患の部分症状としても起こり,また頭痛そのものが疾患の主要症状であるいわゆる機能性の慢性頭痛も多い。前者には適切な治療を欠くと生命の危険のある疾患もあり,他方後者では遺伝素因が大きく関与したり,不安,緊張などの精神的要因によって起こるものもある。

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大辞林 第三版の解説

ずつう【頭痛】

頭の痛むこと。頭の痛み。とうつう。 「 -がする」
心配。苦労。
[句項目]

とうつう【頭痛】

ずつう(頭痛) 」に同じ。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

頭痛
ずつう
headache

頭の中に感じる痛みを頭痛といい、頭皮の表面に感じる痛みは頭痛とはいわない。しかし実際には、頭蓋(とうがい)骨の外側にある筋肉・筋膜・動脈・神経などの軟部組織に起因する投射痛を頭の中の痛みとして感じている場合が多く、頭の中には痛みを感受する場所はごくわずかしかない。
 頭痛の原因としては、頭蓋内外の血管の異常な拡張および頭蓋筋の持続性収縮によるものが多い。前者による頭痛は血管性頭痛とよばれ、片(へん)頭痛がその代表である。後者による頭痛は筋収縮性頭痛である。これらは機能障害性頭痛ともよばれ、頭痛はそれ自体が一つの疾患とみなされる。頭痛は繰り返しおこり、慢性に経過するのが特徴で、種々の精密検査をしても身体的な原因はみいだしえない。このような頭痛の治療としては、単に鎮痛剤が用いられるだけでなく、片頭痛に対しては発作時には血管を収縮させる作用のあるトリプタン系薬剤やエルゴタミン製剤を用いることが多い。予防には、カルシウム拮抗(きっこう)薬の塩酸ロメリジン、β(ベータ)遮断薬、精神安定剤などが用いられ、また筋収縮性頭痛に対しては筋弛緩(しかん)作用をもった精神安定剤や抗うつ剤などが用いられる。日常生活では精神的な緊張を避け、過労にならないよう注意する。筋収縮性頭痛では軽い体操、頸部(けいぶ)筋のマッサージ、入浴などが効果がある。また、かぜ、高熱、二日酔い、血圧異常などの際みられる急性頭痛も血管が拡張するためにおこり、機能障害性頭痛に含まれる。
 このほか、頭痛の原因には、頭蓋内の器質的な病気、眼・耳・鼻・歯疾患など頭蓋外の病気などがある。頭蓋内の器質的な病気のうち、脳腫瘍(しゅよう)や脳出血のように頭蓋内の一定の空間を占拠するような病気による頭痛は、頭蓋内にある血管、神経、硬膜の一部など痛覚感受部位が圧迫、牽引(けんいん)されておこり、牽引性頭痛とよばれる。これに対して髄膜炎など炎症による頭痛は炎症性頭痛といい、頭蓋内外の痛覚感受部位が刺激を受けておこる。一方、眼・耳・鼻・歯疾患による頭痛は、三叉(さんさ)神経、舌咽(ぜついん)神経、迷走神経などを介する投射痛となるが、頭蓋筋の持続的収縮も関与する。このようななんらかの病気の際にその症状の一つとして現れる頭痛では、治療の対象となるのは頭痛の原因疾患で、それが治れば頭痛も消失する。とくに「脳腫瘍」「脳出血」「くも膜下出血」「髄膜炎」「硬膜下血腫」など生命にかかわる原因疾患は重要である。関連する疾患の項目を参照されたい。[海老原進一郎]

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世界大百科事典内の頭痛の言及

【頭】より

…〈〉の項目を参照。 頭痛は脳または脳膜の症状であるが,英語でheadache,ドイツ語でKopfschmerz,フランス語でmal à la têteとすべて頭で代用する。ケルススもcapitis doloresとラテン語の頭の語を使った(《医術について》)。…

【頭】より

…〈〉の項目を参照。 頭痛は脳または脳膜の症状であるが,英語でheadache,ドイツ語でKopfschmerz,フランス語でmal à la têteとすべて頭で代用する。ケルススもcapitis doloresとラテン語の頭の語を使った(《医術について》)。…

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