頭蓋骨癒合症(読み)とうがいこつゆごうしょう(その他表記)craniosynostosis

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「頭蓋骨癒合症」の意味・わかりやすい解説

頭蓋骨癒合症
とうがいこつゆごうしょう
craniosynostosis

狭頭症ともいう。頭蓋骨の骨性癒合が出生前から進行し,早期に完成するため,発育途上にある脳組織を圧迫して,頭部変形を起す先天異常。長頭,短頭,尖頭,舟状頭,斜頭三角頭蓋クルーゾン病などの種類がある。治療には,脳の発育が阻害されるまでの早期に,骨切除を行なったのち断端をプラスチックでおおって,脳の発育による容積増大への抵抗を解除するとともに,再癒合を防止するなどの方法がとられる。

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