頷下の珠(読み)ガンカノタマ

デジタル大辞泉 「頷下の珠」の意味・読み・例文・類語

がんか‐の‐たま【×頷下の珠】

《「荘子」列禦冦から》驪竜りりょうあごの下にあるという珠玉。手に入れにくい重宝のたとえ。

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精選版 日本国語大辞典 「頷下の珠」の意味・読み・例文・類語

がんか【頷下】 の 珠(たま)

  1. ( 驪龍(りりょう)の頷(あご)の下にあるという珠玉。それを得るには龍の眠っているすきに危険を冒して探り採るという「荘子‐列禦冦」の故事「夫千金之珠、必在九重之淵而驪龍頷下」から ) 手に入れがたい大事な宝をいう。頷珠。
    1. [初出の実例]「錦鱗疑是化龍去、香露跳盤頷下珠」(出典:枯木稿(1574頃)遊魚動荷)

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