頻く波の(読み)しくなみの

精選版 日本国語大辞典 「頻く波の」の意味・読み・例文・類語

しくなみ‐の【頻波の】

  1. 〘 連語 〙 ( 「しく」は動詞「しく(頻)」の連体形 ) あとからあとからと押し寄せる波のように、の意で、序詞一部として「しきりに」の意の「しくしく」にかかる。
    1. [初出の実例]「住江の岸の浦みに布浪之(しくなみの)しくしく妹を見むよしもがも」(出典万葉集(8C後)一一・二七三五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android