顔で切る(読み)かおできる

精選版 日本国語大辞典 「顔で切る」の意味・読み・例文・類語

かお【顔】 で 切(き)

  1. 無愛想な顔つきをする。顔をそむける。
    1. [初出の実例]「『太夫様に逢はすることはならぬ、明日おぢゃれ』と、㒵(カホ)切って見すれば」(出典浮世草子・好色産毛(1695頃)一)
  2. 禁止意味で、顔をさっと振る。
    1. [初出の実例]「何にもいふなと、顔にて切る」(出典:歌舞伎・韓人漢文手管始(唐人殺し)(1789)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android