願出(読み)ねがいいず

精選版 日本国語大辞典 「願出」の意味・読み・例文・類語

ねがい‐い・ず ねがひいづ【願出】

〘自ダ下二〙 =ねがいでる(願出)
※近世紀聞(1875‐81)〈染崎延房〉七「予て願出(ネガヒイデ)置きたる如く」

ねがい‐で ねがひ‥【願出】

遙拝隊長(1950)〈井伏鱒二〉「陸軍病院へ悠一の退院を願ひ出に行ったのも近所の人たちである」

ねがい‐・でる ねがひ‥【願出】

〘自ダ下一〙 願いを申し出る。願いの趣旨を申し出る。また、願書を差し出す。ねがいいず。
※思出の記(1900‐01)〈徳富蘆花〉六「払下を願ひ出たが」

ねがい‐いで ねがひ‥【願出】

〘名〙 願いでること。願書を差し出すこと。ねがいで。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android