風をひく(読み)かぜをひく

精選版 日本国語大辞典 「風をひく」の意味・読み・例文・類語

かぜ【風】 を ひく

  1. 風邪にかかる。
    1. [初出の実例]「『風ひき給てん』とてさわぎ、ふせたてまつり給つ」(出典:宇津保物語(970‐999頃)蔵開上)
  2. 膏薬(こうやく)、墨、蝋燭、茶、薬などが古くなって湿り、あるいは乾燥して役に立たなくなる。また、一般に、鮮度が落ちる。
    1. [初出の実例]「蝋なども風のひかざるを可択」(出典体源鈔(1512)三本)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 実例 初出

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む