風冴ゆ(読み)カゼサユ

デジタル大辞泉 「風冴ゆ」の意味・読み・例文・類語

かぜ・ゆ

風が、冷たく身に染み通るように吹く。 冬》
「さざ浪や志賀唐崎―・えて比良ひら高嶺にあられ降るなり」〈新古今・冬〉

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精選版 日本国語大辞典 「風冴ゆ」の意味・読み・例文・類語

かぜ【風】 冴(さ)

  1. 身にしみる冷たい風が吹く。《 季語・冬 》
    1. [初出の実例]「さざ浪や志賀のから崎風寒(さえ)比良の高嶺にあられ降るなり〈藤原忠通〉」(出典新古今和歌集(1205)冬・六五六)

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