飛上者(読み)とびあがりもの

精選版 日本国語大辞典 「飛上者」の意味・読み・例文・類語

とびあがり‐もの【飛上者】

  1. 〘 名詞 〙
  2. とっぴな言動をする者。ひょうきんもの。むこうみず。はねかえり。とびあがり。〔浪花聞書(1819頃)〕
  3. 低い地位から一足とびに出世した者。成りあがり者。
    1. [初出の実例]「半解半知の飛揚りものが、名分は無用と聞て既に早く其職分を忘れ」(出典:学問のすゝめ(1872‐76)〈福沢諭吉〉一一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android