飛去る(読み)トビサル

デジタル大辞泉 「飛去る」の意味・読み・例文・類語

とび‐さ・る【飛(び)去る】

[動ラ五(四)]
飛んでそこを去る。「春になって白鳥が―・る」
急に身をかわして退く。とびのく。「とっさに横へ―・る」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「飛去る」の意味・読み・例文・類語

とび‐さ・る【飛去】

  1. 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙
  2. とんでその場を去る。とんで消失する。
    1. [初出の実例]「砂磑の峰より西方を指て飛去ぬ」(出典:今昔物語集(1120頃か)一五)
  3. 急に身をかわして退く。とびのく。
    1. [初出の実例]「弟子七尺をとびさりて、師のかけをふまずと云事あれば」(出典:虎明本狂言・忠喜(室町末‐近世初))

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