最新 地学事典 「飛驒花崗岩類」の解説
ひだかこうがんるい
飛驒花崗岩類
Hida granitic rocks
飛驒帯に分布する多様な岩質と貫入年代を示す花崗岩類の総称。かつては,船津花崗岩類と呼ばれ,早期の下之本型(角閃石黒雲母花崗閃緑岩〜角閃石黒雲母石英閃緑岩)と後期の船津型(粗粒黒雲母花崗岩〜角閃石黒雲母花崗閃緑岩)に区分された。近年のジルコンU-Pb年代等の年代値の蓄積により,上述の岩相に関係なく,古期岩体(250〜235Ma)と新期岩体(200〜190 Ma)に区分される。灰色花崗岩と伊西岩は古期岩体に相当する。その他に古期岩体の貫入により再結晶した変成深成岩(orthogneiss)の貫入年代として300〜250Maが得られている。
執筆者:高橋 浩
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

