食立(読み)たべだち

精選版 日本国語大辞典 「食立」の意味・読み・例文・類語

たべ‐だち【食立】

  1. 〘 名詞 〙 出された飲食物を食べ終わるとそのまま立ち去ること。また、食べ終わるとすぐ出かけること。たべおき。いただきだち。
    1. [初出の実例]「給(タベ)だちや霞の洞の花のえん常辰〉」(出典:俳諧・慕綮集(1660か)春)

くい‐たちくひ‥【食立】

  1. 〘 名詞 〙 馳走になり、それがすむとすぐ帰ること。
    1. [初出の実例]「かまぼこをむしゃむしゃくひながら『そんならわたしゃアくひ立ち十五日と致ませう』」(出典:洒落本・松登岐話(1800)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む