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馳走 チソウ

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デジタル大辞泉の解説

ち‐そう【×馳走】

[名](スル)
《その準備のために走りまわる意から》食事を出すなどして客をもてなすこと。また、そのための料理。「友人宅で馳走にあずかる」→御馳走(ごちそう)
走り回ること。奔走。
「東西に―す」〈今昔・二・三七〉

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大辞林 第三版の解説

ちそう【馳走】

( 名 ) スル
〔その用意に奔走する意から〕 食事などでもてなしをすること。饗応きようおうすること。また、そのための立派な料理。 「 -にあずかる」 「とてもの-に、酒のあいてをと/浮世草子・諸国はなし 2」 → ごちそう
走りまわること。奔走すること。 「これがために-す、所得しよどくいくばくの利ぞや/謡曲・歌占」
世話をすること。面倒をみること。 「都まで-して連れ上らんと思ひしに/浄瑠璃・念仏往生記」

出典|三省堂
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世界大百科事典内の馳走の言及

【日本料理】より

…包丁式(式包丁とも)という,味にはなんの関係もないショーを料理秘伝の最奥義とし,それを演ずることが料理人にとって無上の名誉とされるようになったのもその結果である。馳走,つまり駆けずり回るということばが手厚いもてなしの意味に使われるようになったのも,このころからと思われる。小笠原流の伝書である《食物服用之巻》には,白鳥のような珍しいものを供された場合,はしをつける前に白鳥をほめるのが礼儀で,食べてからほめるのは味をほめるので,ほんとうにもてなしをほめたものではない,といったことが記されている。…

【もてなし】より

… 一般に,近代の公法が成立する以前には,宗教的・倫理的義務と考えられたこうしたもてなしの慣習が,地縁的あるいは血縁的共同体とその外部の社会との関係を支えていたといえる。宴会贈物【野村 雅一】
【日本】

[中世]
 〈もてなし〉の本来の語義は,相手をだいじに扱う,面倒をみる,たいせつに待遇すること,またそうした人に対するふるまい方を意味するが,転じて饗応,馳走(ちそう)を意味するようになる。饗応の意で広く使われるようになるのは,尾張国熱田社の神官が性蓮という僧を〈請じ寄せて,さまざまにもてなし,馬・鞍・用途など沙汰して,高野へ〉送った(《沙石集》)とか,若狭国太良荘(たらのしよう)の預所が六波羅の小奉行を招待して〈もてなし申〉(《東寺百合文書》),引出物に用途1結,厚紙10帖を贈ったなどの用例にみられるように,鎌倉中期以降のことであった。…

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