飯泉新田(読み)いいずみしんでん

日本歴史地名大系 「飯泉新田」の解説

飯泉新田
いいずみしんでん

[現在地名]小田原市飯泉

西を酒匂さかわ川が流れ、北東飯泉村、東は上新田かみしんでん村に接する。「風土記稿」によれば、初め飯泉村の新田で、正保年中(一六四四―四八)小田原藩主稲葉正則が一〇〇石を小田原宿山角やまかく町にあった紹太じようたい寺領として寄進したとする。正保二年の年貢割付状(水野文書)紹太寺新田と記す。寛文九年(一六六九)紹太寺が入立田いりゆうだ村に移転(風土記稿)後、洪水のため荒地となった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android