飽無(読み)あくなき

精選版 日本国語大辞典 「飽無」の意味・読み・例文・類語

あく‐なき【飽無】

連体〙 いつまでも満足することのない。とどまることのない。
日本開化小史(1877‐82)〈田口卯吉〉三「其属隷となりて其厭くなきの欲を満たさざるを得ず」
※竹沢先生と云ふ人(1924‐25)〈長与善郎〉竹沢先生の人生観「『善』に対する飽くなき渇仰が」

あき‐な・し【飽無】

〘形ク〙 (「飽きがない」の意) 満足できない。あきたりない。
浄瑠璃・惟喬惟仁位諍(1681頃)三「扨々見るも腹立や、引き裂きくひてもあきなしと」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android