精選版 日本国語大辞典 「飽足」の意味・読み・例文・類語
あき‐だり【飽足】
※万葉(8C後)一〇・二〇〇九「汝(な)が恋ふる妹(いも)の命(みこと)は飽足(あきだり)に袖振る見えつ雲隠るまで」
[補注]万葉例は「あきだらに」とよみ「あきたりないので」の意とする説もある。
あき‐た・る【飽足】
〘自ラ四〙 (古くは「あきだる」。多く下に打消を伴う) 十分満たされたという気持になる。満足する。あきたりる。
※万葉(8C後)五・八三六「梅の花手折(たを)りかざして遊べども阿岐太良(アキダラ)ぬ日は今日にしありけり」
※閑居友(1222頃)上「ゆきかふところの事をあきたらずおもひて」
あき‐た・りる【飽足】
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報