餓鬼の断食(読み)ガキノダンジキ

デジタル大辞泉 「餓鬼の断食」の意味・読み・例文・類語

餓鬼がき断食だんじき

餓鬼断食しようとしまいと、おのずから断食の状態である意から》当然のことを、ことさらに言い立てて、人前をつくろうことのたとえ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「餓鬼の断食」の意味・読み・例文・類語

がき【餓鬼】 の 断食(だんじき)

  1. ( 断食をしようとは思わなくても、おのずから断食の状態になる餓鬼であるのに、の意から ) あたり前のことなのに、特別なことをしているかのように人前をつくろうことをたとえていう。
    1. [初出の実例]「無酒の断酒これも一ふしに侍り。されど餓鬼の断食と申事にて侍れば、心ざし深からずやと覚え侍るうへ」(出典:狂歌・永正狂歌合(1508)三番)

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