三番(読み)サンバ

デジタル大辞泉 「三番」の意味・読み・例文・類語

さん‐ば【三番】

三番叟さんばそう」の略。

さん‐ばん【三番】

順序等級などが第三であること。
演劇などの上演回数や、碁・将棋相撲などの勝負の回数が3回であること。

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精選版 日本国語大辞典 「三番」の意味・読み・例文・類語

さん‐ばん【三番】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 順序が第三であること。第三の順位、等級であること。
    1. [初出の実例]「ばんかたいちばんにばんさんばんまでにわさんにんつつ、そののこりのふねにわ、ににんつつ」(出典:捷解新語(1676)五)
  3. 能、演劇などの上演回数、碁、将棋、相撲などの勝負の回数が三回であること。
    1. [初出の実例]「さて、うたせ給ふに、三はんに数一つ負けさせ給ひぬ」(出典:源氏物語(1001‐14頃)宿木)
  4. 平安時代、東宮坊の帯刀(たちはき)の職員。長・籠取(ことり)・籠取腋(ことりわき)の次位。歩射籠取の上位。
    1. [初出の実例]「帯刀上日〈立坊日以後〉、長二人、〈略〉籠取二人、〈略〉籠取腋二人、〈略〉三番二人」(出典:兵範記‐仁安三年(1168)三月九日)

さん‐ば【三番】

  1. 〘 名詞 〙さんばそう(三番叟)」の略。

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歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典 「三番」の解説

三番
(別題)
さんば

歌舞伎浄瑠璃外題
元の外題
三番叟
初演
享保4.11(江戸城二の丸)

出典 日外アソシエーツ「歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典」歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典について 情報

防府市歴史用語集 「三番」の解説

三番

 塩田で働いていた労働者浜子[はまこ])の1つです。塩づくりの作業を行う以外に、道具管理などを担当していました。

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