饗事(読み)あえのこと

精選版 日本国語大辞典 「饗事」の意味・読み・例文・類語

あえ‐の‐ことあへ‥【饗事】

  1. 〘 名詞 〙 石川県の奥能登地方で、霜月五日(現在は新暦一二月五日)に家々で行なう田の神迎えの行事。田の神を出迎え、風呂に入れ食事をすすめるなど、実在の神をもてなすような古式を伝えている。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android