首都圏直下地震(読み)しゅとけんちょっかじしん

知恵蔵 「首都圏直下地震」の解説

首都圏直下地震

首都圏直下に発生し、大被害をもたらす地震。首都圏は、北米プレート太平洋プレートフィリピン海プレートが互いに衝突しているという、世界でもまれにみる複雑な場所である。地震のタイプや発生場所が絞りきれず、予知は難しい。この種の地震として1855年の安政江戸地震(マグニチュード〈M〉6.9)がある。この地震の死者は約1万人に及んだ。

(阿部勝征 東京大学教授 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android