予知(読み)よち(英語表記)precognition; premonition

デジタル大辞泉の解説

よ‐ち【予知】

[名](スル)何が起こるかと前もって知ること。「異変を予知する」「予知能力」

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世界大百科事典 第2版の解説

よち【予知 precognition】

超心理学の用語で,通常の手段では予測も推測も不能な未来の事象を正しく知ること。超感覚的知覚ESPの一型。昔から〈正夢〉など,予知を思わせる現象が知られているが,予知か偶然の一致かの判断は困難なことが多い。予知を最初に実験的に検証しようとしたのは,アメリカのラインであり,1933年のことである。当時ラインは,死後生存仮説を検討するための第1段階として,純粋テレパシー現象の実在を実験的に検証しようとしていたが,研究の進展に従い,その難しさに気がついた。

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大辞林 第三版の解説

よち【予知】

( 名 ) スル
物事が起こる前にそれを知ること。 「火山の爆発を-する」 「地震の-」
〘心〙 超心理学の用語。超感覚的知覚の一。現在の科学では予測不能な未来の出来事を正しく知ること。また、その能力。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

予知
よち
precognition

超心理学の用語。現在もっている知識をもとにした推論では予測不可能と思われる未来のできごとをあらかじめ知ること。ESP(超感覚的知覚)を構成する一要素である。古来、多くの予言の事例が伝えられ、予知の技術として各種の占いが行われ、また日常生活のなかで偶発的に予知的体験をもったという報告も多い。[大谷宗司]

証明

アメリカの超心理学者ラインは、将来ランダマイズrandomize(切り混(ま)ぜ)されるカードの順序をあらかじめ当てることができるかどうか実験した。そして、被験者の答がPK(念力)的にカードに影響する可能性を除くため、PKの及ばないと考えられる気温の変化を実験条件に組み込む方法を用い、予知の可能性を示した。[大谷宗司]

理論

予知現象は因果律に抵触するとして困難な理論的問題を提出する。その解決のため、無意識の現在には幅がある、時間の可逆性や多次元性を仮定する、光速以上の速さをもつ粒子を仮定する、などいろいろな仮説が出されている。[大谷宗司]

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