デジタル大辞泉
「安政江戸地震」の意味・読み・例文・類語
あんせい‐えどじしん〔‐えどヂシン〕【安政江戸地震】
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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安政江戸地震
あんせいえどじしん
安政2(1855)年10月2日午後10時頃,江戸を中心として起こった激震。安政年間(1854~60)に東海,近畿など各地に頻発したもののうち,最大の被害規模をもつもの。震源は東京湾北部,北緯 35.65°,東経 139.08°,地震の規模はマグニチュード(M)6.9~7.1と推定された。内陸直下型地震。江戸の下町を中心に被害は甚大で,江戸城の石垣が崩れ,家屋,城門の倒壊がはなはだしかったのみならず,数十ヵ所に火災が発生して,死者は約 1万人と推定された。水戸藩の指導的尊王家藤田東湖らも,このときに圧死した。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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