馬の背を分ける(読み)ウマノセヲワケル

デジタル大辞泉 「馬の背を分ける」の意味・読み・例文・類語

うま・ける

馬の背の片側は雨でぬれ、片側は雨が降らない意で、夕立などが、ある地域を境にして一方では降っているのに他方では晴れているさまをいう。馬の背を越す。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「馬の背を分ける」の意味・読み・例文・類語

うま【馬】 の 背(せ)を=分(わ)ける[=越(こ)す]

  1. 夕立などが、馬の背を境にして分かれるくらい、ある地域で降っているのに、すぐ近くが晴れているさまにいう。
    1. [初出の実例]「誠に馬の背を越すといふが、ここらは降ったさうな」(出典:歌舞伎・袖簿播州廻(1779)二つ目)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む