馬司村(読み)まつかさむら

日本歴史地名大系 「馬司村」の解説

馬司村
まつかさむら

[現在地名]大和郡山市馬司町

佐保川西方、筒井つつい村南方に立地。安貞二年(一二二八)一二月の額安寺別当某譲状(額安寺文書)に「額安寺別当職・同寺領山林等并東別所馬司上下庄(下略)」とみえ、永仁二年(一二九四)の大仏灯油料田記録に「添下郡京南七条二里六坪内一段小字マツカサ」と記す。

慶長郷帳では村高五七五・一三石。うち五七〇石は「松笠村」とあり、慶長六年(一六〇一)以降竜田藩(片桐且元)領。残る五・一三石は「松坂之内」(誤写か)として額安がくあん寺領。竜田藩領は元和郷帳以降、額安寺領は寛永郷帳以降「馬司村」と記す。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

スキマバイト

働き手が自分の働きたい時間に合わせて短時間・単発の仕事に就くこと。「スポットワーク」とも呼ばれる。単発の仕事を請け負う働き方「ギグワーク」のうち、雇用契約を結んで働く形態を指す場合が多い。働き手と企...

スキマバイトの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android