日本歴史地名大系 「馬我野村」の解説 馬我野村ばがのむら 和歌山県:田辺市馬我野村[現在地名]田辺市上野(うえの)上三栖(かみみす)村の東北、長瀬(ながせ)村の東に位置し、槙(まき)山の南に突出た後(うし)ロ山の中腹に住家が散在する農山村。村域北部の山岳を潮見(しおみ)峠越の熊野街道中辺路が通り、上長尾(かみながお)坂がある。慶長検地高目録によれば村高一〇四石余、小物成七石三斗八升二合。江戸時代初期の田畑面積は一二町余と狭小で、しかも九割が畑。その後新田開発が行われ、宝暦一〇年(一七六〇)までに田畑一町余の増加をみた(宝暦一〇年「三栖組差出帳」田所文書)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by