馴合手形(読み)なれあいてがた

精選版 日本国語大辞典 「馴合手形」の意味・読み・例文・類語

なれあい‐てがたなれあひ‥【馴合手形】

  1. 〘 名詞 〙 商取引がないのに、金融だけの目的で振り出された約束手形商品の裏付けがないので不渡り事故を発生する危険が大きい。融通手形

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の馴合手形の言及

【融通手形】より

…また2人の者が相互に約束手形を振り出してこれを融通手形として利用することがあり,これを交換手形という。融通手形の交換の場合は馴合(なれあい)手形または手形騎乗ということもあるが,この二つの言葉は,とくに無資力者同士が融通手形を交換する場合をいうことが多い。 融通手形は主として中小企業において金融の手段として利用されることが多いが,商品代金支払のために振り出される商業手形のような支払の確実性がなく,不渡りとなる危険性が一般に高い。…

※「馴合手形」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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