馴顔(読み)ならしがお

精選版 日本国語大辞典 「馴顔」の意味・読み・例文・類語

ならし‐がお‥がほ【馴顔】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) なれたような顔つき。また、当然のようにふるまうさま。
    1. [初出の実例]「わが宿をいつならしてかならの葉をならしかほには折りにおこする〈俊子〉」(出典:後撰和歌集(951‐953頃)雑二・一一八二)

なれ‐がお‥がほ【馴顔】

  1. 〘 名詞 〙 なれて親しそうな顔つき、様子うちとけた様子。
    1. [初出の実例]「いとなれがほに、み帳のうちにいり給へば」(出典:源氏物語(1001‐14頃)若紫)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android