駒屋村(読み)こまやむら

日本歴史地名大系 「駒屋村」の解説

駒屋村
こまやむら

[現在地名]郡山市三穂田町駒屋みほたまちこまや・三穂田町駒屋一―三丁目

川田かわた村の西、笹原ささはら川両岸の河岸段丘に立地。同川南岸に縄文時代の一人子ひとりご遺跡がある。同時期のおかうち遺跡・笹子山ささこやま遺跡があったが現在は消滅。中世の石造供養塔五基と浮彫阿弥陀三尊来迎供養塔三基がある。戦国期、大槻(伊東)高行・行綱父子は大槻おおつき村のほか、当村山口やまぐち村・八幡やはた村をも領したという(「大槻家浮沈録」長泉寺蔵)。文禄三年(一五九四)の蒲生領高目録に駒屋とみえ、高三九七石余。元禄一七年(一七〇四)の御領分中高覚帳(佐藤家文書)では、高三九七石余(免六ツ六分)新田二六石余(免四ツ八分)。「積達大概録」によれば本田三九七石余(免七ツ二分)・新田五五石。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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