普及版 字通 「駛」の読み・字形・画数・意味
駛
15画
[字訓] はしる
[説文解字]
[字形] 形声
声符は(史)(し)。字はもと(吏)に従い、〔説文新附〕十上に「は疾(はや)きなり」とし、(り)声とする。は古く(使)に用いた字である。駛は六朝以後にみえる字で、梁の簡文帝の詩に「馬を駛(は)す」「春、駛せんと欲す」などの語がある。馬以外にも疾走する意に用いる。
[訓義]
1. はしる、馬が走る。
2. はやい、はやくゆく。
3. にわか、にわかに起こる。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕駛 ハヤシ 〔字鏡集〕駛 ハヤシ・トシ・トキウマ
[語系]
駛・・shiは同声。・・事は古くもと一系の字。使することの急疾の意より、駛の字が生まれた。
[熟語]
駛雨▶・駛景▶・駛河▶・駛行▶・駛雪▶・駛走▶・駛足▶・駛弾▶・駛赴▶・駛歩▶・駛翼▶・駛流▶
[下接語]
移駛・雲駛・眼駛・急駛・牛駛・行駛・車駛・駛・迅駛・水駛・船駛・湍駛・馬駛・帆駛・駛・風駛・流駛・連駛
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報