騙し賺す(読み)だましすかす

精選版 日本国語大辞典 「騙し賺す」の意味・読み・例文・類語

だまし‐すか・す【騙賺】

  1. 〘 他動詞 サ行四段活用 〙
  2. 人をあざむく。だます。
    1. [初出の実例]「だましすかしたらし込み心を見届」(出典:浄瑠璃・平家女護島(1719)三)
  3. いろいろきげんをとってなだめ、また、気分を変えさせる。
    1. [初出の実例]「それとはなしに漸々と、番人どもをだましすかし、そっと逃ては来たけれど」(出典:人情本・明烏後正夢(1821‐24)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android