驀然(読み)バクゼン

デジタル大辞泉 「驀然」の意味・読み・例文・類語

ばく‐ぜん【×驀然】

[ト・タル][文][形動タリ]まっしぐらに進むさま。急に起こるさま。
「黒風一陣雨を巻て―としてそらより下し」〈露伴日蓮上人

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「驀然」の意味・読み・例文・類語

ばく‐ぜん【驀然】

〘形動タリ〙 急速なさま。にわかに起こるさま。また、まっしぐらに進むさま。驀地。まくねん。
※鳳啼集(1654頃)蛍「薄暮飛揚覔小流、驀然数点吟眸」
※日蓮上人(1894)〈幸田露伴〉「黒風一陣雨を巻て驀然(バクゼン)として天より下し来」 〔剪燈余話‐賈雲華還魂記〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android