骨箱を叩く(読み)コツバコヲタタク

デジタル大辞泉 「骨箱を叩く」の意味・読み・例文・類語

骨箱こつばこたた・く

大きな口をきく。よくしゃべる。骨箱を鳴らす。
「今の若者どもが達入たていれだの犬の糞だのと―・くが、おらが目から見ちゃあのみの卵だとおもやれ」〈滑・浮世風呂・四〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 おと 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「骨箱を叩く」の意味・読み・例文・類語

こつばこ【骨箱】 を=叩(たた)く[=鳴(な)らす]

  1. 人が語ることをののしっていう語。大きなことを言う。よくしゃべる。口をたたく。頤(おとがい)をたたく。
    1. [初出の実例]「へたに歯箱(コツハコ)をならしゃアがるとこうだぞ」(出典洒落本・娼妓絹籭(1791)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android