骨脂(読み)コッシ

デジタル大辞泉 「骨脂」の意味・読み・例文・類語

こっ‐し【骨脂】

牛や羊などの骨からとった脂肪骨炭にかわを製造する際の副産物として得られる。石鹸せっけんなどの原料

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「骨脂」の意味・読み・例文・類語

こっ‐し【骨脂】

〘名〙 牛、馬などの骨から骨炭、獣膠(じゅうこう)などを製造するとき副産物として得られる脂肪。動物の骨髄中に含まれる。黄色または赤色固体、半固体。低級せっけんの原料、潤滑油などに用いられる。

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世界大百科事典(旧版)内の骨脂の言及

【骨油】より

…牛馬などの哺乳類の骨から煮取法または溶剤を使用する抽出法によって採取した油脂の液体部。粉砕した骨を水とともにゆるやかに煮て得られた骨の油脂には,固体の骨脂bone fatも含まれているので,これを低温でろ過するか,低温で圧搾して分離し,液状の骨油を得る。この際分別した残りの骨脂はろうそく等の原料になる。…

※「骨脂」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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