精選版 日本国語大辞典 「高・昂・嵩」の意味・読み・例文・類語
こう‐・ずる カウ‥【高・昂・嵩】
〘自サ変〙 かう・ず 〘自サ変〙
① 程度がひどくなる。はなはだしくなる。つのる。ふつう、よくないことがらについていう。
※天草本伊曾保(1593)馬と、驢馬との事「リノ côzuruua(コウズルワ) ヒノ イチバイトユウテ、ダウリヲ ショウインセヌ モノワ、カナラズ ヒブンノ ガイニ アワイデ カナワヌ モノ ヂャ」
② 病気がひどくなる。病勢が悪化する。→極(こう)ずる。
※黴(1911)〈徳田秋声〉二一「以前から素地(したぢ)のあった胃病が、大分嵩じて来てから」
[補注]「こうずる(困・極)」と同語源の語と思われる。
こう‐・ず カウ‥【高・昂・嵩】
〘自サ変〙 ⇒こうずる(高)
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