高井野村
たかいのむら
[現在地名]高山村高井
東は樋沢川で牧、思川や紫禰萩山尾根で黒部と境し、北は松川で駒場・中山田、西は石堤と鞍掛山南方山稜で日滝(現須坂市)、南は諸岩山・明覚山間の山稜で、現須坂市豊丘と境する。八木沢川が南部山間の水を集めて西流、これに沿って赤和・荒井原・久保・水中・堀之内の集落がある。北部は松川左扇の高井野原で、樋沢川引水の紫川沿いに紫・四ッ谷・千本松(せんぼ)の集落がある。
長享二年(一四八八)諏訪社下社春秋之宮造宮之次第(諏訪大社上社文書)、「秋宮之役所」の件に、「一御炊所 高伊野」、天正六年(一五七八)下諏訪春秋両宮御造宮帳(同文書)に、「一秋宮御炊所之造宮 須田内高伊野郷役」、同年下諏訪秋宮造宮帳(同文書)に、「秋宮□□所之造営 須田之内高伊野郷之役」とある。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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