高徳寺町(読み)こうとくじちよう

日本歴史地名大系 「高徳寺町」の解説

高徳寺町
こうとくじちよう

上京区寺町通鞍馬口下ル

ほぼ南北に寺町てらまち通が通る。天正一八年(一五九〇)豊臣秀吉の洛中区画整理の際、開かれた地。

寛永一四年(一六三七)洛中絵図に「高徳寺前丁」、元禄末期洛中絵図に「西園寺前丁」、天明六年(一七八六)京都洛中洛外絵図では町の北を「西園寺前丁」、南を「高徳寺前丁」とする。明治元年(一八六八)合併して高徳寺町。

町名は、浅野氏が豊臣秀吉追善のため、秀吉夫人康徳院にちなんでこの地に建立した寺院名による。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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