高木通(読み)たかきどおり

日本歴史地名大系 「高木通」の解説

高木通
たかきどおり

盛岡藩の地方行政組織三三通の一つ。東は遠野通、西は二子ふたご通・黒沢尻くろさわじり通・鬼柳おにやなぎ通、北は安俵あひよう通、南は仙台藩領に接する。現在の東和とうわ町・北上市・花巻市の各一部にあたる。「邦内郷村志」では、立花たちばな黒岩くろいわ湯沢ゆざわ平沢ひらさわ更木さらき臥牛ふしうし(現北上市)東十二丁目ひがしじゆうにちようめ・高木(現花巻市)宮田みやだ石持いしもち中内なかない駒籠こまごめ浮田うきだ倉沢くらさわ小原おばら砂子いさご小通こがよう毒沢どくさわ鷹巣堂たかすどう谷内たにない田瀬たせ小友おとも町井まちい(現東和町)の二三ヵ村が含まれ、総高九千二八石余、うち給地四千六七八石余、家数一千九二六。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android