高橋偵造(読み)タカハシ テイゾウ

20世紀日本人名事典 「高橋偵造」の解説

高橋 偵造
タカハシ テイゾウ

明治〜昭和期の醸造学者 東京大学名誉教授



生年
明治8年9月(1875年)

没年
昭和27(1952)年9月26日

出生地
長野県

学歴〔年〕
東京帝国大学農科大学農芸化学科〔明治33年〕卒

学位〔年〕
農学博士〔明治40年〕

経歴
大蔵省醸造試験所を経て、明治39年東京帝大助教授となり、大正11年教授に就任。のち農学部長などをつとめ、昭和11年退官し、名誉教授となる。この間、日本農芸化学会会長などを歴任し、昭和25年学士院会員となった。火落菌に関する研究など清酒の腐造防止に関する応用菌学研究などをし、醸造工業の発展に貢献した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「高橋偵造」の解説

高橋偵造 たかはし-ていぞう

1875-1952 明治-昭和時代の醸造学者。
明治8年9月2日生まれ。大蔵省醸造試験所勤務をへて,大正11年東京帝大教授となり,農学部長をつとめる。清酒をはじめ,しょうゆ,みそなどの菌学的研究で知られた。日本農芸化学会会長,学士院会員。昭和27年9月26日死去。77歳。長野県出身。東京帝大卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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