高橋邦太郎(読み)タカハシ クニタロウ

20世紀日本人名事典 「高橋邦太郎」の解説

高橋 邦太郎
タカハシ クニタロウ

昭和期のフランス文学者 元・日仏文化協会会長;共立女子大学名誉教授;日本仏学史学会会長。



生年
明治31(1898)年9月5日

没年
昭和59(1984)年2月25日

出生地
東京都

学歴〔年〕
東京大学フランス文学科〔大正12年〕卒業

主な受賞名〔年〕
パルム・アカデミック(仏政府の教育文化功労章)〔昭和53年〕,明治村賞(第10回)〔昭和59年〕

経歴
夏目漱石の最後の弟子。築地小劇場文芸部員を経て、昭和8年から20年間NHKに勤め、戦時中はサイゴンメダンの放送局長。戦後は共立女子大教授。昭和56年には日仏文化交流史の研究家に送られる「高橋邦太郎賞」が設けられた。著書に「お雇外国人」「チョンマゲ大使海を行く」「巴里うわさ」「日仏の交流」など、訳書小デュマ椿姫」など多数。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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