高良玉垂宮神秘書同紙背(読み)こうらたまたれぐうしんぴしよどうしはい

日本歴史地名大系 「高良玉垂宮神秘書同紙背」の解説

高良玉垂宮神秘書同紙背(高良玉垂宮神秘書)
こうらたまたれぐうしんぴしよどうしはい

一冊 荒木尚・川添昭二・古賀寿・山中耕作編著 高良大社 昭和四七年刊

解説 高良大社蔵の高良玉垂宮神秘書および紙背歌書・紙背文書翻刻を載せ、研究を加えた書。神秘書は高良社の大祝職神津麿尊保房(鏡山家出身)が著したもので、近世初期の成立と考えられるが、中世・近世の諸段階でさまざまな抹消加筆などが施された。内容の特徴は高良社座主に対して大祝の優位さを主張したことにあるという。中世の祭祀組織研究にとって貴重で、中世の祭礼にかかわる民俗的記事が記述される。紙背歌書の成立年代は元応二年をあまり下らない頃とされ、紙背文書は寛元元年から康永四年までの一二通に及ぶ。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

《「晋書」杜預伝から》竹が最初の一節を割るとあとは一気に割れるように、勢いが激しくてとどめがたいこと。「破竹の勢いで連戦連勝する」[類語]強い・強力・強大・無敵・最強・力強い・勝負強い・屈強・強豪・強...

破竹の勢いの用語解説を読む