翻刻(読み)ほんこく

精選版 日本国語大辞典 「翻刻」の意味・読み・例文・類語

ほん‐こく【翻刻】

〘名〙 すでにある本や原稿木版活版で新たに起こし刊行すること。特に、写本版本外国の本などを木版、活版などで再製すること。翻印
※随筆・文会雑記(1782)附録「今の和刊の杜注の左氏は、宋本を翻刻したるなり」 〔書林清話‐巻二・翻板有例禁始於宋人

はん‐こく【翻刻】

※布令必用新撰字引(1869)〈松田成己〉「翻刻 ハンコク ホリナホス」

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デジタル大辞泉 「翻刻」の意味・読み・例文・類語

ほん‐こく【翻刻】

[名](スル)写本・版本などを、原本どおりに活字に組むなどして新たに出版すること。「古鈔本を翻刻する」
[類語]増刊増刷重版復刊再刊再版復刻影印初版改版絶版新版旧版バージョン

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「翻刻」の読み・字形・画数・意味

【翻刻】ほんこく

模刻などで出版する。〔書林清話、二、翻板に例禁有るは宋人に始まる〕是れ則ち肆估(しこ)の、他人の書板をするは、士林り。

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