高麗垣(読み)コウライガキ

デジタル大辞泉 「高麗垣」の意味・読み・例文・類語

こうらい‐がき〔カウライ‐〕【高麗垣】

袖垣そでがきの一。竹やよしなどをあらい菱格子ひしごうしに組んだもので、多く手水鉢ちょうずばちの後ろに設ける。

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精選版 日本国語大辞典 「高麗垣」の意味・読み・例文・類語

こうらい‐がきカウライ‥【高麗垣】

  1. 高麗垣〈石組園生八重垣伝〉
    高麗垣〈石組園生八重垣伝〉
  2. 〘 名詞 〙 中をあらい菱格子(ひしごうし)に組んだ垣。袖垣に使う。高麗袖垣。
    1. [初出の実例]「葉の散り尽した林檎の木立が、高麗垣の上にうざうざする程枝先きを空に向けて立ち連なってゐた」(出典:星座(1922)〈有島武郎〉)

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