( 1 )中国では古く西洋から伝わったリンゴを「柰」「頻婆」「苹果」などと表わした。それに対し、中国原産のものが「林檎」である。
( 2 )古く「十巻本和名抄‐九」には「林檎子 〈略〉利宇古宇(りうこう)」とあるが、平安期にリンドウが「りうたう」とも「りんたう」とも表記されていたように、リンゴウと発音していたとも考えられる。中世以降はリンキ、リンキンの形も見られ、リウコウから次第にリンキン・リンゴのような撥音形へ移っていったようである。近世に入るとほとんどの書物でリンゴを一般形としている。
( 3 )「五六月に熟する者也」〔滑稽雑談‐六月〕ということで、俳句では元祿以降六月の季語とされ、西洋リンゴが主流となった後も、しばらくはその説が継承された。現在では、出荷の早い「青リンゴ」のみ夏、普通のリンゴは秋のものとされる。
出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報
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