普及版 字通 「髴」の読み・字形・画数・意味


15画

[字音] フツ
[字訓] にかよう・かみかざり

[説文解字]

[字形] 形声
声符は弗(ふつ)。〔説文九上に「似なり」(段注本)とあり、髣髴(ほうふつ)として似かようことをいう。〔史晨碑〕に「髣髴として在(いま)すが(ごと)し」とあり、字はまた彷彿・佛に作る。みな双声の形況の語である。

[訓義]
1. にかよう、さもにたり。
2. ほのか、わずかに。
3. かみかざり、かみがみだれる。

[古辞書の訓]
〔新字鏡〕髴 佛の字なり。保乃保加尓(ほのほかに)〔名義抄〕髴 ホノカニ 〔立〕髴 ワヅカ・ホノカ・オボツカナシ

[熟語]
髴髴
[下接語]
朱髴・首髴・髴・髣髴

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android