ふつ(読み)フツ

普及版 字通 「ふつ」の読み・字形・画数・意味


6画

[字音] フツ

[説文解字]
[金文]

[字形] 象形
〔説文〕九上に「鬼頭なり。象形」。字の用例はほとんどなく、他の字の構成要素となるため、部首として設けたものであろう。卜文の鬼の字は、おおむね田字形に作る。

[訓義]
1. おにのあたま。
2. 大きなあたま。

[古辞書の訓]
〔字鏡集〕 ヲニノカシラ

[部首]
〔説文〕は部に畏・禺(ぐ)の二字を属する。大きな頭のものを畏るべきものとしたのであろう。畏は「鬼頭にして虎爪、畏るべきものなり」とするが卜文の字は杖をたてて立つ形。禺は大きな首の爬虫類。〔説文〕に「母猴の屬なり」とするが、下部は二虫の相まつわる形である。

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

百科事典マイペディア 「ふつ」の意味・わかりやすい解説

フツ

東アフリカ内陸部,ルワンダブルンジに分布する民族。7―10世紀ころにコンゴ盆地地方から移住してきたバントゥー系の農耕民で,人口の約6分の5を占めるが,後から移住してきた牧畜少数民族のツチ族に征服され,その支配下に入った。このうちルワンダでは1959年―1961年に〈農民革命〉が起こってフツ族が多数支配を確立するが,ツチ族の支配が続いたブルンジと同様に両者抗争が繰り返され,1990年にルワンダ内戦に突入。1994年にはこれが激化してフツ族を中心に200万人ともいわれる人々が難民となった。
→関連項目ブルンジ王国ルワンダ王国

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