鬆がたつ(読み)すがたつ

精選版 日本国語大辞典 「鬆がたつ」の意味・読み・例文・類語

す【鬆】 が たつ

  1. 火が十分とおっていないで、飯ができそこなう。
    1. [初出の実例]「生米を壱合ほど飯釜へ入れてかきまわせては飯にすをたたせ」(出典:浮世草子・当世銀持気質(1770)三)
  2. スポンジ状にふくらむ。気泡力を利用してスポンジ状にふくらんだ状態になる。
    1. [初出の実例]「料理問答〈略〉問て云、かすてら焼などにすの立(タチ)かねる、いかがすればすのたつやうに成り候や」(出典:料理早指南(1801‐04))
  3. 大根牛蒡(ごぼう)などの時期がすぎて、みにすきまができる。すがはいる。また、豆腐などを煮すぎて多くの穴ができる。〔志不可起(1727)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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