普及版 字通 「鬩」の読み・字形・画数・意味


18画

[字音] ゲキ・ケキ
[字訓] せめぐ

[説文解字]

[字形] 形声
声符は兒(げい)。〔説文〕三下に「恆にふるなり。鬥(とう)に從ひ、兒に從ふ。兒は善くふるなり」とし、兒を児童、字を会意と解するが、兒は虹霓の象。両頭にあって相睥睨するもの。ゆえに相闘う意となる。〔詩、小雅、常棣〕に「兄弟牆に鬩ぐも 外其の務(あなど)りを禦(ふせ)ぐ」の句がある。

[訓義]
1. せめぐ、あらそう。
2. うらむ、おそれる。
3. 闃(げき)と通じ、しずか。

[古辞書の訓]
字鏡集〕鬩 カイハサム・アラソフ・セメグ・ヲメク

[熟語]
鬩訟鬩牆
[下接語]
讒鬩・訟鬩闘鬩・忿鬩・離鬩

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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