最新 地学事典 「鬼押出し溶岩流」の解説
おにおしだしようがんりゅう
鬼押出し溶岩流
Onioshidashi lava flow
浅間火山の前掛山北麓に分布する溶岩流。1783年8月上旬,天明3年噴火活動の後期の事件として,前掛山頂火口から流出,北麓へ展開した。分布面積6.8km2,水平延長5.5km,体積1.7×108m3。末端部の厚さは50m以上に達し,ブロック(塊状)溶岩からなる。中~上流部は溶岩の流動状態を示す新鮮な地形を保つ。かんらん石含有複輝石安山岩(SiO260~62%)。日本地質学会により群馬県の岩石に指定された。参考文献:荒牧重雄(1956) 地質地理輯,27巻
執筆者:荒牧 重雄・竹下 欣宏
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

