魚子織り(読み)ななこおり

精選版 日本国語大辞典 「魚子織り」の意味・読み・例文・類語

ななこ‐おり【魚子織・斜子織】

  1. 〘 名詞 〙 絹織物一種。経(たていと)、緯(よこいと)ともに二本以上の織り糸をひきそろえて織り、こまかい方形の織り目が魚の卵のようにつぶだって見える。地合が厚く、主として男子紋付羽織や帯にする。ななこ。
    1. [初出の実例]「露をまく草の袂(たもと)七子織〈調珉子〉」(出典:俳諧・富士石(1679)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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