…訛るのを嫌って,江戸後期の大坂アクセントで語るのを原則としている。 一曲を大別すると,旋律をつけずに語る詞(ことば)と,旋律をつけて語る地(地合(じあい))になる。詞はせりふに相当する部分が主体となっているが,大序の冒頭で語られる序詞(じよことば)のような地の詞章もあるし,三味線を用い,ノリ間で語る〈詞ノリ〉などもある。…
…また,八拍子(やつびようし)の構造における拍節上の単位を,その拍数によって本地(8拍),トリ地(4拍),片地(一地とも,6拍),オクリ地(2拍)などという。そして義太夫節では,もっとも本来的な音楽様式と考えられる地合(じあい)の略称として用いることがある。以上述べたような地と共通する音楽構造は,この語をとくに持たない分野にも認められる場合がある。…
※「地合」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」